2007年12月23日

母原病三たび

佐世保の銃乱射はこのブログの最初のころ紹介しました、「母原病」に書かれていますことは、「現在ではその説はほとんど事実上の説得力を持たなくなっている」というのが一般的な評価です。


「母原病」においては、母親のみの影響力が追求され、例えば父子家庭における子どもが必ず「母原病」に罹るのだろうかという不条理などに疑問が生じたからです。


確かにこの著では、母親に特化した責任の所在が追及されたがために、母親攻撃の誤解を招いたり、父親参加の育児に移行する一般世情との乖離から、疎んぜられ始めたのはよく分ります。


ただし、母親(女)・父親(男)の、子どもに対する接し方は、やはり動物として違っているのではないでしょうか。


母親は身を痛めての分身ですから、父親の、一種ペットを可愛がる愛情とは違った愛情があるのではないでしょうか。


ところが現在は、母親がその分離不可避の愛情をもてなくなったり、ペットに対して自分の子どもと同種・同等の愛情を持ったりという、捩れが出てきているのではないでしょうか。


佐世保のスポーツジム事件では、まだ犯人の家庭環境に関する部分まで解析が十分なされていませんが、やがてこの部分から三たび、「母原病」に書かれていたことが思い起こされることになるのではないかと思うのですが。


今回の事件について、母原病の原点に立ち返らされるような分析がなされるのではないかと、見守っています。

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Posted by asthma女王 at 23:23│Comments(2)喘息
この記事へのコメント
確かにこの著では、母親に特化した責任の所在が追及されたがために、母親攻撃の誤解を招いたり、父親参加の育児に移行する一般世情との乖離から、疎んぜられ始めたのはよく分ります。
Posted by imitation christian louboutin at 2011年04月30日 09:35
ところが現在は、母親がその分離不可避の愛情をもてなくなったり、ペットに対して自分の子どもと同種・同等の愛情を持
Posted by cheap designer handbags at 2011年04月30日 09:36
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